SEO対策について、総合的なサイトと専門分野に特化したサイトでは、どちらがSEO対策上効果的なのでしょう。検証してみました。
よく頂く質問に、「あるテーマにおいて豊富な情報を有しているサイトと、より一部のジャンルに特化した専門サイト、どちらの方がSEOに強いでしょうか?」
というものがあります。
もちろんどちらが強い、という回答があるわけではありません。
しかし、検索エンジンからの集客を目指す上でとても大切な考え方でもあります。
今回は、このテーマについて少し詳しく解説していこうと思います。
このような疑問を考えるときに、「アンサー度」という考え方をすると比較的理解しやすいと思います。
「検索はユーザーからの『質問』で、検索結果で提示されたウェブサイトはその質問に対する『回答』」
これが、検索エンジンがランキングを決定する根本的な考え方です。
何か知りたいこと、ほしい情報があるからこそ、ユーザーは検索(=質問)を行いますし、
そのリクエストに対して適切なウェブサイトが上位にリストアップされるからこそ、
検索エンジンは利便性の高い情報収集ツールとして、多くのユーザーに利用されています。
ですから、ここで上位に表示されるウェブサイトは、
「質問に対するベストアンサー」でなければならない、という前提のもとに、
ランキングを算出するためのアルゴリズム(得点計算方法)の調整が行われているのです。
話を戻しますと、
「アンサー度」とは、『検索に対してアンサーとなり得る情報を、
どのくらい多く含んでいるか』という概念だと考えてください。
つまりこのアンサー度が高ければ高いほど、
ユーザーが求めているものに近いウェブサイトである、ということになります。
従って、掲題の質問に対する答えとしては、
「専門サイトであろうと総合サイトであろうと、その検索を行ったユーザーが求める良質なアンサーを、
十分に含んでいるウェブサイトが、SEOにおいても有利であるべき」ということです。
つまり一概にどちらのタイプのサイトが有利、ということではなく、
ある検索に対して、特化型サイトとして十分なアンサーを有しているのであれば強いですし、
総合サイトであったとしても、その検索に対するアンサーが不十分であれば弱い、ということです。
少し抽象的なので具体例を挙げてみます。
例えば、「代々木 賃貸」という検索を行うユーザーは、
おそらく「代々木エリア及びその周辺で、自分にあった物件がないか」という
質問のアンサーを探していると考えられます。
この場合、ウェブサイト上に北海道の物件や大阪の物件がどれだけ多く掲載されていようと、
このユーザーにとって、ほとんど関係のないことなのです。
このユーザーは、求めているサイトが「代々木の賃貸物件の情報をどれだけ持っているか」が知りたいのです。
ですので、こういう検索において、総合サイトだから有利ということは全くありません。
ただし、代々木に特化したウェブサイトだからといって、
肝心な「代々木 賃貸」という検索のアンサーになり得るような情報の量が
総合サイトのそれと比べて大差ない、あるいは見劣りするのであれば、
特化型サイトだからといって有利である理由はないのです。
ここまでを一度まとめると、「『専門サイトと総合サイト、どちらのタイプか』という考え方ではなく、
『検索に対して、どれだけのアンサーを有しているのか』が重要」という理屈になります。
この考え方で、別の切り口で例を挙げてみましょう。
「賃貸」というキーワードで上位表示しやすいサイトは、次のうちのどちらでしょうか?
①全国の物件を数多く取り扱う賃貸情報サイト
②特定のエリアの周辺物件に特化した賃貸情報サイト
このようなホームページでは、この答えは、どう考えても①ですね。
理由は簡単で、「賃貸」という広い検索に対して、
②ではアンサーとなり得る情報があまりにも少なすぎる、という考え方からです。
言い換えれば、検索に求められているアンサーが幅広いのなら、
上位に表示されるウェブサイト自体も幅広いコンテンツを有した方が良いということです。
▼お問い合わせフォームまたはお電話にて
『ホームページ無料診断』を受付中です。
現在の課題点や対策を簡単にお調べします!お気軽にご相談ください。
・集客したいキーワード
・目的(問い合わせを増やしたい・集客したい等)
・業種
・既存のホームページがあれば教えてください
→今すぐ無料診断を受ける
※備考
実際の検索結果のランキングはこのような内容だけではなく、
リンクの評価やその他の最適化要素まで総合的に判断された上でのランキングが算出されますので、
最終的にはこれだけでは順位を決定するための一要素に過ぎない、
という点につきましては補足させていただきます。