医療機関ホームページに求められるもの、それはズバリ「わかりやすさ」です。
こだわり抜いて凝ったデザインにしたとしても、「見たい情報になかなかたどり着けない」「文字が小さすぎて読む気がしない」といったホームページにどれだけの訴求力があるでしょうか?
「アクセスマップ」「診療科案内」といった医療機関に欠かせない必須コンテンツは、どのような世代の方にもわかるように制作しましょう。人に関わるサービスである医療及びヘルスケア業界だからこそ、奇抜すぎるデザインや、派手すぎるデザインもあまり好まれません。
ホームページで使う「色」も、どのような配色にするかによって、医療機関に対するユーザーの印象は大きく変わります。医療業界やヘルスケア業界、介護・福祉業界など、人々の健康を支える業種でよく使用されるのは、
「白、 緑や青といった爽やかな色」「ベージュやピンクなどの優しい色」の 2 系統です。
<緑・青>
緑は「平和・安息・回復・健康」を、青は「清潔・誠実・爽やか・信頼」といったイメージを連想させる色と言われています。ホームページに緑や青を取り入れることによって、「ここの病院は何だか信頼できそう」「初診でも安心できそう」とユーザーに好印象を与えることができるでしょう。
厳格な衛生管理や誠実な対応が求められる医療現場だからこそ、信頼や安心を呼び起こすカラーは、集患につながる鍵となり得ます。
<ベージュ・ピンク>
ベージュやピンクは柔らかく優しいイメージの色で、産婦人科や美容クリニックといった女性向けのホームページでよく使われています。サイト全体を明るく可愛らしい雰囲気にするだけでなく、不安を抱えているユーザーに対して安心感を与えることができます。
一般的にNG とされる 色は 、 「黒」と「赤」 。医療機関や介護・福祉系のホームページでは、できれば「黒」や「赤」は避けたいところ。なぜなら、黒は「死」を、赤は「血」を連想させてしまうからです。マイナスイメージを植え付けてしまうと、ユーザーの足が遠のく恐れがあります。ポイントカラーとして部分的に使用する場合は問題ありませんが、実際に黒や赤を背景色にしているホームページはほとんど見かけません。
「色」やデザインは医院が求めるターゲットにも合わせる必要がありますので、医療向けホームページの専門家や、制作実績の多い制作会社と相談して決めていただくことをおお勧めします。